日を浴びるカーネーション

花の販売用に借りている恩田梨園直売所は、南向きなので、シャッターを開けると晴れの日は中の方まで太陽の光が降り注ぎます。

切り花は直射日光に当たるとよくないとされているので、陰に入れたいのですが、お客さんから見える所で陰になるところはこの店にはないので、仕方なく外に陳列しています。

でも、よく観察すると、同じ時間がたったものでも、日陰に置いてあったものより、日向に置いてあったものの方が、進みは確かに早いですが、大きくキレイに咲くような気がします。

花は咲くときにエネルギーを消費しますが、そのエネルギー源となるのは糖です。

糖は光合成によって作られるので、光のたくさんある畑で最後まで咲かせた花が一番大きくきれいなことは、花の生産者なら知っています。

その状態で収穫すると、ちょっと触っただけで痛むし、さすがにもちが悪いので、生産者はややつぼみの状態で収穫します。

でも、もしかして、切り花になって陳列したあとでも、植物は光合成して、大きく花を咲かせることができるのでは?

光合成に必要なものは、水、二酸化炭素、太陽の光、の3つですので、理論上、切り花も光があれば光合成します。

普通の花屋では在庫を持つためにある程度進みを遅くする必要があるので、日陰に置いて、場合によってはガラス張りの冷蔵ケースに入れたりしますが、当店は在庫を持ちません。

なので、今日も植物の光合成の力を信じて、日の当たる所に陳列しています。