シクラメン

私は趣味でいくつかの植物を育てていますが、その一つがシクラメンです。

3年前の年末に買ったものですが、2回うまく夏越ししてくれて、今年も咲いてくれました。

一般にシクラメンを何度も咲かせるのは難しいとされていますが、原因は、温度管理と水管理です。

私も失敗したくなかったのでいろいろ調べました。

それによると、シクラメンは中東の湿地帯原産で、普通の植物より水を好み、乾燥に弱いです。

温度は高くてもダメ、凍ってもダメ。

ガーデンシクラメンという低温に強いグループもあるみたいですが、普通のシクラメンは凍ったら一発で枯れるそうです。

しかも夏越しのためにカラカラに乾燥させる休眠法と、水をやり続ける非休眠法があるとか。しかもどっちがいいかは品種によって違うとか。

そもそもこの植物は日本の気候にあってないです。

もうどうしたらいいか分からないですよ。

まず、休眠はさせない事にしました。理由は、どうせどっちがいいかわからないし、休眠させるほうが面倒だったからです。

次に、高温は気にしない事にしました。日本の夏はどうせ高温になるので。

1年目、3月になったら部屋からベランダに出し、光を浴びさせて水やり。乾燥が嫌いで水のやりすぎということはないようなのでひたすら水やり。

6月くらいから葉が枯れ始めます。8月はほぼ丸坊主。構わず水やり。8月はすぐに土が乾くので毎日水やり。丸坊主でなんだかわからない物体に水やりを続けるというのはなかなか根気のいる作業ですが、水やり。

9月、ある日新芽が出ているのを発見。感動。

12月、霜が降りる前に室内に。花が咲きだす。

2年目の1月2月、花を楽しむ。

8月また丸坊主。

9月に新芽が出ることが2年目にはわかっていたので、このタイミングで二回り大きい鉢に植え替え。底面給水式の鉢を選びました。

このように下の方に穴が空いていて、穴から水を入れて、底に水をためておける鉢です。

底面給水は、土を乾かさないという意味ではとても効果があります。

絵が雑ですいません。

底に開いている穴から水を入れると、土が毛細管現象で水を吸い上げ、一定の水分を保ちます。底の水が無くならないようにだけ気をつければいいです。

乾燥が嫌いなシクラメンには良いことで、市販のシクラメンの鉢物の多くはこの鉢で売られています。

だたこの方法には長い目で見ると重大な問題があって、水が下から上へという自然と違う流れによって、土の表面に高い濃度の肥料分がたまってしまう、塩類集積という現象が起こってしまいます。

塩類集積は根を痛めます。

ではどうしたかというと、

このように、上から水をやって下にためるようにしました。

これで塩類集積は起こらず、水が下にたまっているので乾燥もしません。

ただためただけでは底水の中に特定の肥料成分(植物が吸わなかった成分)の濃度がどんどん高くなって、それはそれで障害のもとになるので、水をやる時は必ず穴からオーバーフローするまでやるようにしました。

これで、上から雨がふって下の水はどこかに流れていく湿地帯、という原産地に近い環境になるのではと思います。

霜が降りる前に、ハウスに入れて氷点下にならないように加温しました。

換気が面倒だったので、昼間は35℃以上になる雑な温度管理でしたが、高温に弱いという評判と違って、全然元気でした。

1月、花が咲いてきたので部屋に持ってきました。

部屋にある間は、水をオーバーフローさせることができないので、普通に底面給水するつもりです。

やはり手のかかる子はかわいい。